待つ方がつらいのか、それとも待たせる方がつらいのか。
いずれにせよ、もう待つ必要がなくなってしまった――
それが一番、つらいことだ。
(青/い/文/学/シ/リ/ー/ズ「走/れ/メ/ロ/ス」)
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上記作品を観て号泣しました。私の涙は安いのでしょうか。否、良作であったからだと思います。サ/マ/ー/ウ/ォ/ー/ズと、このアニメのDVDが欲しいです。
愛というのはいろいろな種類があるようだけれど、信じたものが返ってくるというのはなんと奇跡的で心を揺さぶるものでしょう。加えて、その儚さ故に、大切な人の死やその別れは切ないのかもしれません。
メ/ロ/スを信じたセ/リ/ヌ/ン/テ/ィ/ウ/スは待ち続ける。小学校(中学?)の頃国語の教科書に載っていた気のするこの名作の記憶では、確かセ/リ/ヌ/ン/テ/ィ/ウ/スにもメ/ロ/スへの疑心との格闘があったように思います。人間が、苦しみながらも人を信じようと努力する生き物なのだと思いたい私の妄想かもしれませんが。セ/リ/ヌ/ン/テ/ィ/ウ/スは処刑台の上で友を信じて死ねる自分に微笑みながら瞳を閉じる。閉じようとしたその瞳の先に映ったメロスの姿が、眩しすぎてみとめられない。そのことに心の痛むような幸福を感じるのです。
メ/ロ/スの登場は、セ/リ/ヌ/ン/テ/ィ/ウ/スを身代りに殺そうとしていた王をも救う役割を担っているのですよね。裏切られすぎたことで人を信じることを止めてしまった王に、その可能性を再び見出させたのだから。
あの頃はBLじゃないか…!ときゃっきゃしたものだけれど、今はむしろ友情と愛情の間はなんなのだろうと考えてしまいます。少なくとも私の場合には、程度の差こそあれ、全ての友人を愛しているので。気持ちが悪いと言われてしまいそうだけれど、大切に思うこと=愛しむこと=愛情というのが私の解釈なので友人に対する思いも皆愛なのです。私にとって恋人と、ある程度以上の思い入れのある友人と、家族とは同じもの。それぞれの間にはタイミングの違いのみ存在している。そう考えていくと、男同士の友情もBLも、紙一重のものに感じてしまう。下世話な話、あとは相手に性的な魅力を感じるか否か、といった話になってしまう。
とにもかくにも、愛しむこと、愛しまれること、この2つが2人の人間の間で同時に成り立つ瞬間が、私を生かすのです。
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絶賛原稿中且つ実習中でなかなか更新ができなくてすみません。
少ない時間の中で素敵な作品と出会えたり周りの人と対話したりして幸せを実感しながら暮らしています。年末までに何かupしたい心意気です。
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拍手ぱちぱちありがとうございます!
凄くうれしくて更新したい意欲がぐいぐい上がっていますのでしばしお待ちください!うおおおおおおお!
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